"課題・仕様・設計―不幸なシステム開発を救うシンプルな法則" (酒匂 寛)
ここ最近、仕様とは何か?課題をどう解決するかの手段?じゃあ課題って?ということを考えなきゃいけないことが多いので、この本を読んでみました。
課題を整理すること。整理した課題をちゃんとした形で仕様としてまとめることが重要で、それさえしっかりしていれば後は設計→実装に集中できるんだなと思った。あとは整理された課題に対して、どう仕様を書くか。単に今までのように日本語で仕様書を書くのでは、整理された課題をあいまいな形で書くことになるので意味がない。この本ではOCLとVDMを紹介しているけど、やっぱりこういう何らかの形式的アプローチを入れないと「不幸なシステム」は救えないんじゃないかと。
過去やったプロジェクトでも、今振り返ってみると仕様がおかしい、だから作ったものが意図した動きにならない。の繰り返しが多かったような気がする。しかもこれはトラブルを起こしたプロジェクトでは必ずといっていいほど起きている。僕は不幸なシステムを救うというレベルまでまだいけないかもしれないけど、せめて自分と周りが不幸にならないようにしていきたい。
0 コメント:
コメントを投稿